発足経緯
2000年11月、長野県諏訪地方において、 「DTF研究会」 が複数の企業により発足しました。 諏訪地方はその歴史的な到達点から、 微細な加工、小さいながらも集積度の高いものや製品を作ることにおいて、世界に比類のない優れた工業集積地となっています。
微細な加工や小さなものを作ることができる技術は、"DTF"を可能にする重要なファクターであることからも、 諏訪地域が今後世界的な視野の中で、"DTF"から始まる新しい生産様式の発想と構築、発信のハブになる可能性は非常に高いといえます。
DTF研究会はそういった戦略的な志向から、 この諏訪地域を世界的な"DTF"の発信基地や技術集積の地としていくため、先陣を切って発足いたしました。
20世紀のものづくりが到達し得た状況は、確かにすばらしいものでもありましたが、同時に解決しなくてはならない課題を我々になげかけてもいます。DTF研究会が今後世界の産業史の上にも、大きな可能性と時代の使命を帯びていることを我々は強く確信するに至りました。
目的
・参加企業の得意技術を活かし、新しい生産方法を生み出す
・諏訪地域を、世界的な"DTF"の発信基地 や技術集積の地とする
・"DTF"から始まる新しい生産様式の発想と構築、発信のハブになる
目標
諏訪地域や日本のものづくりの活性化とその復権に向けて、諏訪地域の企業が集いその持てる力を発揮し、新たな生産システムとそのための生産設備や工場の概念である"DTF"を日本や世界に発信していくために、 以下の活動を行います。
- "DTF"の調査・研究を行う
- "DTF"を開発する
- "DTF"の標準化を目指す
- "DTFを提案、生産、啓蒙し概念を広める
- 諏訪から世界へ"DTF"を発信する
- "DTF"産業を支えるプラットフォームを構築する
- 諏訪地域と企業群の中に、"DTF"の技術と知識の集積を作り上げる
- 地域と企業にとって優れた事業・産業に発展させる
DTF研究会は、地域や産業の企業、人々と広く連携しながら、豊かな知識と創造性を最大に発揮しながら、情報技術などを利用し、すばやくオープンに進めていきます。